みなさんこんにちは、こうやみです!
今回はシリコンモールドでやりがちな、5つの間違いについてまとめました。
ざっとまとめると、以下の内容になります。
- 色付きのモールドは使えない
- 一気にレジン液をたっぷり注がない
- 着色料を入れすぎない
- 一定方向から紫外線の光をあてない
- キレイに仕上げるには一工夫が必要
では詳しく解説していきます。
失敗をする前に、ぜひこの記事を参考にしてください!
色付きのモールドは使えない
まず、ひとつめのポイント。
UVレジンには、色付きのモールドは使えません。
そもそも、色付きのモールドってなに?
ピンクやホワイト、グレーといったように色のついたモールドを、色付きのモールドと呼んでいます。
では、色付きではないモールドとの違いは?
色がついていないモールドと色付きのモールドの決定的な違いは、透明度です。
色がついていないモールドには透明感があります。
たいして、色付きのモールドには透明感がありません。
なんで色付きのモールドは使えないの?
色付きのモールドは光を通さないからです。
なぜ光を通さないモールドは使いないのか?
レジン液は、紫外線の光を照射することで個体になる液体です。
つまり、紫外線の光があたらないと個体になりません。液体のままです。
とはいっても、表面は光を通します。
そのため、絶対に固まらないというわけではありません。
頑張って紫外線の光を照射すれば、ある程度固まってきます。
なのになぜ色付きのモールドが使えないと断言するのかというと、
色付きのモールドを使うと硬化不良になるからです。
硬化不良ってなに?
レジン液が、液体から個体になる現象を、硬化と呼びます。
この硬化するときに、なにかしらの不具合が出ることを硬化不良と呼びます。
硬化不良をおこすと
- 表面だけ固まって中は液体のまま
- 仲まで固まったけど、表面にベタつきが残った
なんてことになります。
なぜ色付きのモールドを使うと硬化不良になるの?
先述した通り、色付きのモールドのモールドは光を通しません。
そのため、上からしか紫外線の光をあてることができません。
上から紫外線の光を照射するだけでは、硬化に十分な紫外線の光があたりません。
紫外線の光が不足しているため、硬化不良になります。
結論。
硬化不良になるため、色付きのモールドは使えません。
じゃあ、どうすればいいの?
透明感のあるモールドを使用しましょう。
ちなみに、色付きのモールドは石鹸やキャンドルを作るときに使います。また、エポキシレジンでも色付きのモールドを使うことができます。
一気にレジン液をたっぷり注がない
ふたつめのポイント。
レジン液をたっぷりと注いで硬化すると、失敗します。
具体的に説明すると、硬化不良になります。
ひとつめのポイントでも述べましたが、レジン液は紫外線の光によって個体になる液体です。
つまり、紫外線の光が届かないと不具合が発生します。
シリコンモールドにレジン液を注ぐとき、たっぷりと注いでしまうと厚みがでます。
厚みがでると、紫外線の光が届きにくくなります。
その結果、硬化不良になります。
結論。
レジン液をたっぷり注ぐと硬化不良になります。
硬化不良にならないためには、どうすればいいの?
一度にたっぷり注ぐと硬化不良になる。
ではどうすればいいのか?
一度に注ぐのではなく、複数回にわけて注ぎます。
具体的に説明すると、厚みが5ミリ以上にならないように気を付けて以下の手順を繰り返します。
- シリコンモールドにレジン液を注ぐ
- 硬化する
- 硬化していることをよく確認する
シリコンモールドのフチいっぱいになるまで同じ作業を繰り返しましょう。
着色料の入れすぎ
みっつめのポイント。
着色料を入れすぎると、失敗します。
具体的に説明すると、硬化不良になります。
そう、硬化不良。
ひとつめ、ふたつめと同じ理由です。
レジンでは、この硬化不良を防ぐことが成功への近道です。
着色料を入れすぎると、どうして硬化不良になるの?
着色料を入れれば入れるほど、不透明になってきます。
不透明になるということは、紫外線の光が届かなくなります。
紫外線の光が届かなくなると硬化不良になります。
着色料だけでなく、封入素材を入れすぎても同じように硬化不良になります。
封入素材ってなに?
封入素材とは、ラメやパール顔料、ホログラムやドライフラワー、メタルパーツ…レジンに封入できる資材全般を指します。
封入素材には透明のものも、不透明のものもあります。
特に気を付けなれればならないのが不透明のものです。
理由は今までたっぷり語ってきたので省きます
しかし、透明感のあるものならたっぷり入れても大丈夫!…というわけではありません。
たとえ透明感のある資材でも、入れれば入れるほど光は届きにくくなります。
不透明の資材に比べればマシですが、透明感のある資材でも入れすぎには気を付けましょう。
一定方向から紫外線の光をあてない
よっつめのポイント。
紫外線の光を照射するとき、一定方向から紫外線を照射すると失敗します。
理由は今までと同じです。
そう、硬化不良。
一定方向から紫外線の光をあてると、硬化不良になります。
さらに、光の照射量がかたよると不具合が発生します。
具体的に説明すると、シワがよったり気泡が発生します。
なぜ一定方向から紫外線の光をあてると、硬化不良になるの?
一定方向から紫外線を照射すると、紫外線の光が届きにくい箇所が出てきます。
そのせいで、硬化不良になります。
ではどうすればいいのかというと、シリコンモールドをひっくり返して裏面からも紫外線を照射しましょう。
とくにダイソーやセリアのシリコンモールドは裏面が硬化しにくいので、必ず裏面からも紫外線を照射します。
キレイに仕上げるコツ
よっつのポイントを守れば、失敗する可能性をグッと減らすことができます。
そこでいつつめのポイントでは、完成度を高めるポイントをご紹介します。
キレイに仕上げるコツとは?
ズバリ、モールドからはずした後、表面をコーティングします。
シリコンモールドで制作すると、どうしても表面が曇ってしまいます。
その曇りを取り除くためにコーティングが有効になります。
どうやってコーティングすればいいの?
コーティングにオススメの資材をご紹介します。
- コーティング用レジン液
- マニュキュアのトップコート
- ノンワイプトップコート
コーティングにオススメの資材ひとつめは、
コーティング用レジン液!
名前の通り、コーティング専用のレジン液になります。
通常のレジン液となにが違うのか?
コーティング用レジン液は、液体を薄く伸ばし広げることを想定したつくりとなっています。
通業のレジン液は、薄く塗り伸ばすと硬化のときに不具合が発生しやすいです。
具体的に説明すると、ベタつきが残りやすいです。
たいしてコーティング用レジン液は、薄く塗り伸ばしてもベタつきが残りません。
ひとつあると重宝するので、コーティング用レジン液オススメです!
コーティングにオススメの資材ふたつめは、
マニュキュアのトップコート!
これなら、つるっと仕上がる上にベタつくことがありません。
耐久性がいまいちなのが難点ですが、マニュキュアのトップコートは持っている方も多いのではないでしょうか?
一番お手軽に試せるので、マニュキュアのトップコートオススメです。
コーティングにオススメの資材みっつめは、
ノンワイプトップコート!
ノンワイプトップコートは、マニュキュアのトップコートと同じくネイル用資材です。
UVレジンと同じように、紫外線の光で硬化する資材です。
ノンワイプトップコートはマニュキュアのトップコートに比べて耐久性がある上に、最近ではダイソーやセリアで手にいれることができます。
ダイソーやセリアで買えるのマジ便利ですよね…。
個人的にセリアのノンワイプトップコートがオススメです!
動画でわかりやすく解説
メンバー限定の動画もあります。